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沖縄での日常生活を通して思ったことを綴っています―もりのひとワークス非公式ブログ

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お野菜の流通の話


野菜をどこに出荷するのか(どうやって換金するのか)。
出荷先は、JAに借金の無い(あるいは借りることもままならない)フリーの農家の悩みの種かと思う。

JAと二人三脚で農業をしている農家は
当然農協を通して販売し、売上から当月分の支払いを天引きされるシステムに組み込まれる。

こういう人たちは、システムの是非はともかく、出荷先に関しては悩む必要がほとんどない。

JA職員、営農指導員が代わりに頭を抱えて
夜も眠れない日々を過ごしていたとしても
農家は日々淡々と畑に向き合うことができる。


ところが、何かの理由で
JA以外に出荷先を求めるとその販売の苦労まで一身に背負うことになる。

商品はどこまで届けなくてはいけないのか?
代金の精算はどうしよう?
口約束はしたけど、これって契約通り出荷できないと訴えられる?
そもそも畑からどれだけ獲れるかなんて、わかんないよ?

悩みは尽きない。


僕は、自分の畑が手薄の時は、村の人の作物を代わりに売ったりもするのだが、
そんな仲介役を演じて思うのは、
業者にとって、一番大切なのは出荷量の「安定感」だ。

統計的な言い方をすれば、シーズンを通じて正規分布で出荷量が推移するのが理想。

図1

明日、来週、来月にこう出てくると事前に分かっていれば
業者もそれを前提に次のお客さんへスムーズに荷物を流せる。

それだけでなく、
農家の希望する価格もなるべく反映させようと努めてくれる。

紫のラインで示したのが、買う側(業者)のイメージだ。

予想される量に応じて、
小売店舗への供給を考える彼らは、その思考もスムーズになる。

なので、シーズンを通した出荷計画を出荷前にある程度作っておくことが大切。

実際は、こんなに綺麗に量が推移する訳がないのだが、
予定と変わりそうな時はその都度担当者に細かい連絡をして
なるべく穏便に事が進むように努力することも大事。

この安定感をかもし出せれば、
全体としての物量は販売の難しさにあまり関係ない。

例えば、ピーク時に一日20袋しか出せない葉野菜は、スーパー1店舗おさえればOK。
逆に、大根などを植えて
ピークはダンボールで100ケースを越えるなんて時は、卸の集まる市場を利用する。
スムーズな販売のためには、規模の大小よりも安定感が大事なのだ。

工業製品とは違う農産物は、
やはり安定の目安に正規分布をイメージするのが妥当だと思う。



次にダメなパターン。

図2

天候や労働者のコンディションがモロに反映されるのが農産物だが、
不安定の原因として農家が出荷先を二股三股かける場合がある。

日々の販売高を天秤にかけながら少しでも高いところに出そうとすると陥りやすい。

出荷が不安定になると、
業者は物量の目安を紫のラインで示した最低水準に置かざるを得ない。
それを越える物量がある日は、余り過ぎた商品を叩き売りの激安でさばく。
当然、農家の売上も下がることになる。



売り先を天秤にかけるような難易度の高い技は業者、あるいは市場やJAにさせて
農家は畑に向き合い、品質、安定感を高めるために意識を集中するべきである。


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